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腹腔鏡手術センター

特色と実績

平成25年5月腹腔鏡センターを設立いたしました。ストルツ社、オリンパス社のハイビジョン高画質内視鏡システムを導入しております。令和2年度にはICG蛍光が可能なビデオシステムも導入いたしました。腹腔鏡下手術の症例数は近年増加しています。

当センターでは多くの臓器の手術を腹腔鏡下あるいは腹腔鏡補助下で行っております。適応疾患は胃癌、胃GIST、大腸癌、大腸憩室症、胆嚢結石、胆嚢ポリープ、ヘルニア(鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア陥頓など)、虫垂炎、腸閉塞、膵腫瘍などです。胆嚢摘出術、虫垂切除術、大腸癌手術のほとんどは腹腔鏡下に行い、他の手術も増加してきています(各臓器の腹腔鏡手術症例数年次別推移のグラフをご参照ください)。

腹腔鏡手術は開腹手術に比べて、低侵襲、出血が少ない、疼痛が少ない、回復が早い、入院日数が短い、社会復帰が早い、整容性が良いなどの利点があります。また癌の手術においても、しっかりした適応を設定して行った場合、生存率などの長期成績において開腹術と比べて遜色がないといわれています。また拡大視効果により肉眼で見るよりも、微細な解剖が見え易く、より正確な手術が可能となり得ます。最近は徐々に社会的認知度が高くなり、患者のニーズが増えてきているといえます。当センターでは今後も積極的に腹腔鏡手術を行って参りたいと思います。

 

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