
同期の木村先生からバトンを受けました蓮台寺クリニックの木谷と申します。貴院へは中央病院在職中にオープンシステムを利用した手術の応援で伺いましたが、現在もご勤務されているサッカー部の先輩である麻酔科の高群先生、柳先生がいらしたことで心強かった記憶があります。今回、連載が最後とのことでしたので次回執筆をお願いしていました地域医療センターに縁が深い元消化器内科部長の田村先生にも参加頂きました。
蓮台寺クリニックの木谷公亮先生は大学の同級生であり、木谷先生からの依頼なので追加で寄稿させてもらいます。少し前に木谷先生から「次はお願い」と言われていたのですが、まさか木谷先生で最終回になるとは・・・。
熊本地域医療センターの消化器内科及び内視鏡室は、服部正裕先生や明石隆吉先生など名だたる先輩方が居られたところでしたので、最初に赴任のお声がかかった時に実は服部先生に相談に行きました。「なんて言われるかな〜」と思いつつお話しをしたら、服部先生から「是非、行きなさい」と背中を押して頂きました。2008年から14年間勤務させて頂きましたが、その間本当にいろんなことがございました。電子カルテの導入、熊本地震、そして新型コロナウイルス感染症と大きな変革の波にのまれましたが、あっという間の14年間でした。内視鏡室はすでに画像ファイリングシステムが導入されていたので、電子カルテを使うことになっても違和感はありませんでした。
熊本地震では、災害時の医療の大変さに直面しました。入院患者が多数おられる状況で、生きるため必要な水や食料の確保など医療を行なえる状態になっていませんでした。一番の問題は水が出ない状態がしばらく続き、院内感染が心配でした。その時にはじめて感染対策チームの重要性を確認しました。そして、その後に始まった新型コロナウイルス感染症では、まさにこの感染対策チームが活躍したのであります。熊本の医療機関での最初の感染事例が発生し、病院全体が戦々恐々とし、試行錯誤で診療にあたっていたと記憶しています。さまざまな経験をさせて頂き、学ぶことが多かった14年間でした。