当院について

熊本地域医療センターだより

シリーズ企画「友達の輪~Relayトーク」第36回

坂本 憲治
坂本内科循環器科医院
坂本 憲治 先生

 バトンを受けた赤坂朋紀先生とは4年程前から若手循環器開業医の勉強会を共に主催しています。奥様とは熊本地震の際に熊本市民病院循環器に勤務した戦友でもあります。

 平成11年に熊大循環器内科の研修医になった私は、熊本地域医療センター麻酔科での1週間の「挿管研修」でお世話になりました。小川久雄先生の提案で循内研修医の慣例になったこの研修は、気管挿管のトレーニングを受ける貴重な機会で、寛容な麻酔科の先生方と患者様のおかげで沢山の経験をさせて頂きました。ただ、終業後は部長の田上正先生との白川沿いランニングがマストです。「張り合うと終わらない」「適当に限界のフリをしろ」等先輩からのアドバイスを受けて臨みますが、序盤だけ張り合ってしまう私は早々に本当の限界を迎え、毎回頭を下げてギブアップをお許し頂きました。現在、田上先生は当院に通院して頂いており、ワイズメンズクラブを率いた海外でのご活躍を羨ましく拝聴しています。

 その後は大学院生時代に当直のアルバイトでお伺いしました。当時の夜間外来は朝まで、頻繁の救急車対応もあり最も辛い外勤先でした。現在は医師会の協力医としての出動ですが、walk-inの患者は随分減り、救急車対応も不要、看護師さん方の気遣いも大変有り難く勤務させて頂いています。協力医待機室を出てうっかり北側に目をやると当時の当直室周辺は薄暗くそのままで、思わず目を背けてしまいます(笑)。

 令和2年の4月から、平成2年に父が開業した坂本内科循環器科医院で糖尿病と循環器疾患の管理をメインに仕事をしています。生活習慣病管理加算の改訂から1年後の当月、計画書にペンを走らせながら、焦りと疲労困憊を患者さんに悟られないよう精一杯です。父の代から通院頂く高齢患者さんほどしっかりした身なりで受診される方が多く、ゆっくりとジャケットを脱ぎ、拙い手つきでシャツのボタンを外し、下着を脱いで聴診に臨まれるタイムラグを待ちつつ、最大限の敬意で対応しなければと心掛けています。

 当院の立地上、近隣には複数の基幹病院があり、地域医療センターに多くの患者さんをお世話になる状況ではありませんが、必要時には高い専門性をお持ちのセンターの先生方に適切に繋ぐ役割を果たしたいと思っています。

 次のリレーは中央区「大和クリニック」の山本浩一朗先生に繋ぎます。前述の勉強会を共に主催するメンバーで、お互いの息子達を連れての船釣りでもお世話になっています。定期的に2人で飲みに行ける貴重な仲間。前半は真面目に、その後は延々とくだらない話ができる友人でもあります。

文字サイズ
Foreign Language