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熊本地域医療センターだより

シリーズ企画「友達の輪~Relayトーク」第14弾

庄野 信
庄野循環器科内科医院
庄野 信 先生

医師会病院の思い出

末藤久和先生よりご紹介いただきました健軍4丁目にて開業しております庄野信と申します。
10月号にて末藤先生が紹介されています通り先生とは、東2部会にてご一緒させて頂いています。これ以前に国立熊本病院(現在の国立病院機構熊本医療センター)にて心臓カテーテルにおける検査から治療に至るまでご教授いただいた先輩であり師匠でもあります。また、年末の医師会忘年会に於いても敏腕プロデューサーをされています。今回、Relay Talk の原稿の依頼に際してもお電話を頂き(末)「いいですね。」(庄)「承知いたしました。」と2つ返事にてお受けした次第でした。

さて、私の医師会病院での良き思い出ですが、自身の研修医2年目の10月から翌年の3月までの半年間内科を中心に研修させていただきました。半年間という短い時間ではありましたが、内容の濃い非常に有意義な時間でありました。当時は相良勝郎副院長の直接指導の下、消化器内科の尾田恭先生、清住雄昭先生、循環器は大串正道先生、呼吸器は千場博先生、瀬戸貴司先生、麻酔科 田上正先生、古閑匡先生、脳神経外科 伊東山洋一先生、外科は八木泰志先生、村本一浩先生、その他、記載できないくらい多くの先生方にご指導して頂いておりました。当時は当然の如く働き方改革などもなく、どれだけでも働き、どれだけでも勉強ができるいい環境でした。上記の先生方のご指導にて毎週1回朝の8時から内科を中心に勉強会を開いて頂き、各回、研修医や指導医が担当、その分野の基本的内容やトピックに至るまで救急対応を中心に勉強会を行って頂きました。最終的にこれら約3年間の資料をまとめ内科実践マニュアルと題し尾田恭先生よりマニュアル本として頂きました。当時の私達にとっては大変ありがたく、 その後の救急対応時に重宝いたしました。研修中に担当した症例を内科学会地方会にて伊藤清治先生と発表をさせて頂いたのもいい経験です。

楽しい思い出も沢山ありました。準夜が終わるのを待って、若手の看護師さん達と歩いて橋を渡り、街に行き食事をしていました。当時の看護師さん方はよく食べられていたのを覚えています。忘年会では血液内科の立津央先生と2人にてデュオの出し物をしました。冬の大山へのスキーツアーも風邪をひきましたが、良い思い出です。

その後も医師会病院では夜間当直時に常勤の先生方には迅速な対応にて大変お世話になっており感謝しております。

さて、現在の医師会病院は本館の建て替えを控えておりますが、私も建設委員の一人として参加させていただいております。また、建設委員会には循環器内科の後輩である平井信孝先生が新病院のスペックを綿密に考えておられ、とても頼もしく思います。また、医師会病院には運営委員としても10年ほど関わらさせていただいておりますが、執行部の先生方、院長をはじめ現場のスタッフの皆さんのたゆまぬ努力によって、この病院が常に発展し続けている事に感銘をうけています。今後も色々な課題があると思いますが、私も医師会員の末席を汚す者として、医師会病院の発展に少しでもお役に立てればと思っております。さて、次回の Relay Talk は、循環器内科の後輩で東2部(笑)仲間の庄野信先生です。では、来月もまた見てくれるかな?いいとも〜懐最後に次回の Relay Talk の紹介です。東2部会にて忘年会の芸の出し物を御一緒させて頂いたり、部会の旅行を楽しんだ健軍桜木眼科の岩尾 圭一郎先生です。先生には私の眼科の主治医もして頂いているので、依頼させていただきました。

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