特徴・特色
当院小児科の大きな特徴・特色、そして大きな役割は「開業小児科」と「熊本大学病院小児科」「医師会病院小児科」の医師(=出動協力医)が三位一体となって行っている病院併設型の小児初期および2次救急医療体制=「熊本方式」の中心的役割を担っていることです。
この「熊本方式」には、総勢60余名の地域の小児科医が参加して、小児初期救急患者の診療を行っています。主に2次救急医療(入院診療)を担当する本院小児科常勤医(初期救急にも参加)は5名です。入院患者の診療については、病院機能に応じて他の病院小児科と連携しています。その一環として、小児救急に取り組むとともに、その裾野を広げる観点から、熊本県予防接種センターの運営、熊本県子ども医療電話相談のバックアップにも取り組んでいます。
2013年度からはアレルギー外来を開設し、小児アレルギー専門医が食物アレルギーの相談・負荷試験、喘息、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患全般に対応しています。また、小児アレルギーエデュケーターの資格をもつ看護師が、患者さんおよびご家族に対し適切なセルフケアについて教育・指導も行っています。2017年にはアレルギー専門医教育研修施設として認定され、アレルギー診療に携わる人材育成にも力をいれています。2019年からは、アレルギー診療センターを開設しました。アレルギー診療センターは熊本県アレルギー疾患連携病院としての役割も担います。
入院病棟
病棟は独立型の小児専用病棟(29床)で、プレイルーム、調乳室などを備えています。この数年間の入院患者件数は表記の通りですが、急性疾患による短期入院がほとんどで、長期治療を要する疾患児や慢性疾患児は、患児にとってより相応しい他の地域の病院小児科と連携して診療することにしています。しかし、扱う疾患は救急患者を中心にして多岐に亘っています。なお、病棟には常勤の保育士もおり、入院患児・家族の支援を行っています。また、看護師とソーシャルワーカーが協力して退院支援も行っています。
症例検討会・勉強会
「ホッとハッと症例検討会」は200回以上続いている症例提示を中心とした1年間に4回の勉強会です。本科で経験された救急症例の検討によって経験の共有のみならず、多数の出動協力医が一堂に会しての生涯学習、交流、情報交換の場にもなっています。
医療機関の認定など
- 熊本県小児救急医療拠点病院
- 熊本市休日夜間急患センター
- 熊本県予防接種センター
- 熊本県アレルギー疾患医療連携病院
- 日本小児科学会専門医制度研修施設
- 日本アレルギー学会専門医教育研修施設
小児科病棟入院患者件数
2023年入院診療実績
スタッフ紹介
-
- 小児科
- 柳井 雅明 (やない まさあき)
役職 |
小児科部長 熊本市医師会代議員 |
卒業年度 |
平成7年卒 |
外来診察日 |
月曜日-金曜日(日によって変更) |
予防接種外来 |
水曜日 |
資格等 |
- 小児科一般
- 小児救急医学
- 予防接種
- 日本小児科学会(専門医・指導医)
|
-
- 小児科
- 上野 靖史 (うえの やすし)
役職 |
小児科医長 |
卒業年度 |
平成11年卒 |
外来診察日 |
月曜日-金曜日(日によって変更) |
資格等 |
- 小児科一般
- 小児救急医学
- 日本小児科学会(専門医・指導医)
|
-
- 小児科
- 西 奈津子 (にし なつこ)
役職 |
アレルギー診療センターセンター長 兼 小児アレルギー科医長 |
卒業年度 |
平成10年卒 |
食物アレルギー外来 |
火曜日 |
小児アレルギー外来 |
水曜日(奇数週) |
資格等 |
- 小児科一般
- 小児アレルギー学
- 日本小児科学会(専門医)
- 日本アレルギー学会(専門医)
|
-
- 小児科
- 下村 祥子 (しもむら さちこ)
役職 |
小児アレルギー科医長 |
卒業年度 |
平成18年卒 |
食物アレルギー外来 |
木曜日 |
小児アレルギー外来 |
水曜日(偶数週) |
資格等 |
- 小児科一般
- 小児アレルギー学
- 日本小児科学会(専門医・指導医)
- 日本アレルギー学会(専門医)
|
-
- 小児科
- 片山 太輔 (かたやま だいすけ)
役職 |
医員 |
卒業年度 |
平成27年卒 |
外来診察日 |
月曜日-金曜日(日によって変更) |
資格等 |
- 小児科一般
- 小児アレルギー学
- 日本小児科学会(専門医)
|