特徴と取り組み

現体制

　消化器内科は現在6名の医師で診療しております。会員の先生方の希望、期待に応えられるようにスタッフ全員で消化器診療の充実を図ってまいります。

消化器系の救急および急性期疾患への対応

　急性腹症や吐血・下血など救急医療はわれわれの使命と考えております。2023年度、夜間・休日の緊急内視鏡検査は年間100例を超えておりますが、何かお困りの際はご連絡ください。真摯に対応いたします。また、慢性肝炎や慢性膵炎、炎症性腸疾患など慢性の消化器疾患の診療にも会員の先生方と協力して行なっております。

内視鏡検査・治療の先進的取り組み

　当院の内視鏡室は、開院当初から消化器内視鏡分野では先進的取り組みを行なっております。医師だけでなく、専門的な内視鏡技師・看護師を配置し、検査から治療まで年間5,500件に及び、その中で治療内視鏡を約1,000件行なっております。特に、ERCP は年間400件に達し国内でも屈指の検査数を誇っており、EUS（超音波内視鏡）は350件などと特殊な検査治療も充実しております。食道・胃・大腸ESD は年間60例、PEG30例、消化管バルーン拡張術やステント留置も約180例に及びます。また県内唯一の胃粘膜下腫瘍に対し、内視鏡のみで切除と縫合を行う内視鏡的胃壁全層切除術（EFTR）も導入しています。

癌診療の充実

　消化器がんは外科・放射線科など他科とも協力し、診断から内視鏡治療、手術、抗がん剤化学療法、緩和医療まで充実しております。抗がん剤治療は、現在外来化学療法が主体で年間1,320件施行しており、QOLを考慮した医療に努め、緩和医療を含めた全人的な医療を目指しております。

2023年度 診療実績

スタッフ紹介