電子情報管理部門は、電子カルテを中心とした病院情報システム(当院俗称は包括情報システム:Comprehensive Information System以下 CIS)の運用管理を中心に、多岐にわたるシステム管理業務を事務職員2名がその任にあたっています。
包括情報システム(CIS)は 2013年11月に稼働しました。
中でも中心となる電子カルテは医師、看護師をはじめ多職種・多部門が使用するシステムであり、その職種、部門の業務に合ったシステム運用が求められます。質問や要望、中には不満?など多々様々ありますが、院内のヘルプデスクとして診療業務やその他業務が滞りなく遂行できるように裏方として努めているのは勿論のこと、業務の効率化や改善など日々努めております。
医師会員の先生方との連携強化を図るため、2015年2月より「熊本リージョナルネット」(地域医療連携システム)が運用開始されました。先生方からご紹介いただいた患者さんの検査結果や画像情報、放射線画像レポートや入院中の経過記録などを、自院のインターネットが接続されセキュリティが担保されたパソコンを用いて情報を参照できるシステムとなっています。セキュリティの担保につきましては、厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠しております。また、このようなシステムの利用に関しては患者同意が必要ですが、当院におきましては包括同意を採用しています。院内に「熊本リージョナルネット」及び「個人情報の取り扱いについて」の説明文を掲示し、周知を行うことで患者さん個々の同意書を省いております。当然ながら「熊本リージョナルネット」での連携を希望されない患者さんに対しては同意撤回書も準備しており、提出いただければ情報公開を停止しております。
尚、利用状況につきましては、2024年4月現在58施設の先生方にご利用していただけるようになりました。今後も医師会員の先生方との医療連携を深めるため更なる努力をしていく所存です。
※ 「熊本リージョナルネット」は、インターネット環境とパソコンがございましたら無料でご利用いただけます。ご利用に際しては使用されるパソコンの設定が必要になります。(パソコンのスペックにより一部ご利用できない場合もございます。)我々、電子情報管理部門の職員が訪問させていただき設定します。
詳しくは地域医療連携室または電算室までお問い合わせください。