当院について

熊本地域医療センターだより

シリーズ企画「友達の輪~Relayトーク」第34回

たかしお内科ハートクリニック
髙潮 征爾 先生

 「佐藤眼科熊本」の佐藤智樹先生からバトンを受け取りました。佐藤先生は熊本大学医学部ソフトテニス部の先輩で、私が大学1年生の時には卒業されて医師1年目でしたが、お忙しいにもかかわらずOB会に顔を出して頂き指導していただき、よく飲みに連れて行って頂きました。ソフトテニス部のつながりは一生の宝物であり、医師になっても多くの先輩方にご指導いただき、後輩には先輩風を吹かせながら?自分の経験などを伝えてさせて頂きました。今後もこのご縁は大切にしていきたいと思っています。

 私は2004年に熊本大学医学部を卒業後に研修を経て熊本大学循環器内科に入局後大学院で主に心不全や心筋症の研究を行って参りました。その後国立循環器病研究センターで心不全を学び、その後熊本に帰ってきてからは心不全を中心に診療を行い、心臓移植や植込型左室補助人工心臓の診療体制を構築したり、心臓バイオマーカーや心アミロイドーシスの研究を行っていました。

 なぜ大学で長く勤務していたのに、いきなり開業するなんて、、というお声も多くお伺いします。私自身大学病院の勤務医として専門的な心不全診療や急性期治療、診療研究を行うことにやりがいを感じる一方で、 その患者様の「人生」を責任もって継続的に診ていくことには限界があります。特に心不全の治療は専門的な知識と経験を必要とし、心不全増悪による入院を防ぐためには外来での診療や心不全指導、 そして終末期に至った場合にどのような医療を望んでいるかを患者様や家族と共に考え、寄り添う医療をやりたいと以前から考えており、この度一念発起して開業を決意いたしました。

 今まで大学で循環器内科ばかりを担当していたので一般内科救急の診療の経験が浅く、開業後から積極的に熊本地域医療センターの休日外来を担当させて頂きました。特に腹痛は苦手でしたが、腹膜炎や虫垂破裂などを診断することが出来て良い経験になりました。2025年1月3日の休日当番医だったのですが、インフルエンザが猛威を振るった2024年年末に熊本地域医療センターの内科外来を経験し「これはやばい」と思って診療体制を見直し、なんとか280名を超える患者さんに対応することが出来ました。

 次回は熊本大学病院循環器内科の同門で、ソフトテニス部時代に何度も九山で対戦していた赤坂クリニックの赤坂 朋紀先生にバトンを渡したいと思います。

 

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