当院について

熊本地域医療センターだより

シリーズ企画「友達の輪~Relayトーク」第31弾

石井 雅子
くまもと森都心クリニック
石井 雅子 先生

女医のミニマムハイブリッド開業

 はじめまして、くまもと森都心クリニックの石井雅子です。簡単に自己紹介させていただきます。
 本高校、産業医科大学を卒業した後、初期研修で熊本医療センター、その後熊本労災病院泌尿器科で1年後期研修を行いました。その後、ご縁あり千葉県で女性泌尿器科、泌尿器科と産業医の研修を積み、ダブルライセンスを手に入れて、2017年に熊本に帰郷しました。
 友達の輪でご紹介いただいた、はくざんクリニックの吉田純子先生とは四学年差で、かれこれ20年以上となります。今は無き(熊高の近くの)熊本ゼミナールの知究館の生徒と先生という立場から始まり、後期研修の熊本労災病院時代に再会しました。八代に赴任された先生方はご存知かと思いますが、八代という土地柄もあり若手の先生方は学年・病院を超えてとても仲良くなります。吉田先生とも、休みの日にドライブいったり、ごはんを食べたりと大変仲良くしていただきました。熊本に戻ってからは、今度は開業医女医とボーイズのママという共通点もあり引き続き仲良くしていただいています。
 私の開業しているクリニックはユニークな形態をしており、泌尿器科、内科などをみる保険診療日と、美容皮膚科、女性泌尿器科(あえて女性泌尿器科外来は自費診療と表現しています)を行う自由診療日の半々を曜日で区切って診療しています。また、産業医科大学のお礼奉公期間で培ったスキルで県内様々な事業所の産業医も担当しており、保険診療:自由診療:産業医=2:1:2の割合で平日あちらこちらで様々なことをしています。
 熊本地域医療センターは当院からも近く、主に産業医先の事業所で指摘された生活習慣病の重症例の内科患者様や呼吸器科、アレルギー科疾患患者様を快くお引き受けいただいたり、また隣の医師会ヘルスケアセンター様には、職場の定期健診の胸部レントゲン(当院はミニマムな形態をとことん追求したクリニックなため、レントゲン装置を設置していません)を委託させていただいて大変感謝しています。
 コロナ禍真っ最中の開業だったこともあり、人知れずひっそりスタートしたクリニックですが、いつからかユニークな診療をしている泌尿器科の女医がいるとジワジワと県内外からの患者様や、近医の先生方からご紹介をいただけるようになりました。
 今後も、治らない女性の泌尿器科疾患や外陰部疾患で彷徨っている患者様の受け皿、最後の砦として役割を果たしてまいりたいと思います。
 次回の友達の輪の原稿は、同じ西区のみやはらレディースクリニックの宮原陽先生にバトンをお渡ししました。突然のお願いにもかかわらずご快諾いただき、誠にありがとうございます。宮原先生、よろしくお願いいたします。

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