当院について

熊本地域医療センターだより

シリーズ企画「友達の輪~Relayトーク」第29弾

徳澄 亜紀
とくずみ皮ふ科クリニック
徳澄 亜紀 先生

 はじめまして。とくずみ皮ふ科クリニックの徳澄亜紀と申します。今回、佐田クリニックの佐田公範先生からご指名をいただき、ご寄稿させていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 私は熊本市で生まれ育ち(詫麻原小、白川中、熊本高校)、平成18年に熊本大学医学部を卒業後、国立病院機構熊本医療センターでの2年間の初期研修を経て、熊本大学皮膚科へ入局しました。佐田先生とは、小学校も大学でも同級生、研修先も熊本医療センターで同期であり、気づけばご縁の深さを感じます。
 皮膚科医になり17年目に入りました。医局員として、大学病院やくまもと森都総合病院、熊本労災病院などの関連病院で勤務させていただきながら、多くの経験、研鑽を積むことができました。大学では主に悪性黒色腫やアトピー性皮膚炎を担当しました。各病院で勤務しながら、皮膚科の先輩後輩はもちろんのこと、科を超えて様々な先生やコメディカルの方々に大変お世話になりました。
 残念ながら地域医療センターで勤務する機会には恵まれませんでしたが、現在の皮膚科医長の坂元亮子先生やその前の市原麻子先生、両先生とも仲良くさせていただき、仕事面でも育児面でも、その後ろ姿を見習ったり、アドバイスをいただいたりと、尊敬でき、自分の励みになる存在です。数年前に高知県で行われた学会に坂元先生と参加した際、発表前日に2人で室戸岬までドライブした事は、今でも大変良い思い出です(写真の通り)。
 まさか自分が開業するとは夢にも思っていませんでしたが、月出のまつなが形成外科皮膚科の松永先生が閉院されたのち、先生との様々なご縁がありまして、2022年7月1日に開業させていただきました。
 開業して間も無く2年が経とうとしています。今に至るまで多くの先生方とのご縁や繋がりに助けられ、医師を続けることができました。まだまだ発展途上ですが、引き続き、自己研鑽を怠らず、心身とも健康に留意し、今後は地域医療への貢献という形で恩返しができればと思っております。
 皮膚科を選んだ理由の一つに、老若男女の患者さんを診ることができるということがありました。クリニックでは、赤ちゃんから高齢者まで、軽症から重症まで、疾患もアトピー、ざ瘡、白癬、熱傷、手術、美容相談などなど、、、少しずつですが、自分の目指していたあらゆる皮膚の患者さんを治療するという、皮膚のかかりつけ医としての日々が過ごせているかなと思っております。
 今後、入院適応や難治症例、重症アトピーなど、困った際は地域医療センターへご相談させていただくこともあるかと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
 次回のリレー投稿は、佐田先生からの流れで、大学同期であるはくざんクリニックの吉田純子先生にお願いし、快諾いただきました。純ちゃん、ありがとう!
 拙い文章でしたが、ここまで拝読いただき、ありがとうございました。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。

文字サイズ