こんにちは。くまもとブレストクリニックの指宿睦子と申します。地域医療連携室の栁先生より直々に、寄稿を拝命いたしました。
昨年4月に城東町ホテルキャッスル隣電気ビルにて乳腺専門クリニックを開業したばかりです。今月15日で48歳、1994年熊本県立人吉高校卒、2000年熊本大学医学部卒です。卒後、熊本大学第一外科教室に入局し、熊本大学病院乳腺・内分泌外科へ転局後大学院含め 16 年ほど勤めました。その後 3 年ほど慈恵病院さん、東病院さん、比企病院さんなど、長年地域の乳がん検診・女性医療に貢献されてこられた病院さんで非常勤医として勤務させていただき、一部の患者様を引き継ぐ形で開業に至りました。
当院の特徴は、女性乳腺専門医がプロデュースしたハード面とソフト面全般、3D マンモグラフィによる検診、吸引式組織生検 (10G, 12G) を主体とした診断、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)含む遺伝性腫瘍にかかわる診療です。
0期での乳がん診断を目指していることもあり、地域医療センターへは乳腺造影MRIのオーダーでいつも大変お世話になっております。マンモグラフィやUSだけでは難しい病変の描出と放射線科の先生方の心のこもった的確なコメントに助けられています。
昨年11月にはオープンシステムで手術をさせていただきました。医学部同窓の外科部長増田先生をお相手に、難治性の良性疾患や医療保険などご事情で他の乳がん治療専門施設へのご紹介が難しい患者様をご紹介させていただきました。病棟・手術室の皆様に快く歓待いただき、大変感激いたしました。
術中談、増田先生は、かつて、私の夫(現大学病院乳腺・内分泌外科教授)に指導を受けられたそうです。そこから回想し、夫→ラガーマン+医師会で手持ちの名刺を検索しましたところ、佐田クリニックの佐田公範先生が大ヒット。すぐに佐田公範先生にメールいたしましたところ、医学部ラグビー部の顧問をしている夫のこともご存じで次回「友達の輪~Relayトーク」へのご寄稿をご快諾いただきました。まさに「いいとも!」懐かしいですね。
このように、多くの奇跡的な良い出会いとご縁が重なって今の自分があることを実感する幸せな誕生月です。これからも、人と人、家族や大事な人とのつながりを大切に、乳腺専門診療を通じて愛と感謝をお伝えしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。