しおや・内視鏡クリニック、塩屋公孝先生よりご紹介いただきました南区の川尻尾﨑内科 院長の尾﨑徹です。
私は久留米大学出身で、卒業後は熊本大学第一内科に入局、半年後の初めての研修先がまさに熊本地域医療センターでした。 当時は内科として勤務させて頂き、明石隆吉先生、清住雄昭先生、尾田胃腸内科の尾田恭先生、また、呼吸器内科 瀬戸貴司先生が在籍しておられました。個性豊かでバイタリティーあふれる指導医達がたくさんいらっしゃいました。毎日深夜まで働き半年間で体重が5kg落ちるほど、臨床医としての基本を、熱くご指導頂いたのは、つい先日のことのようです。その後は、再春荘病院呼吸器内科、済生会病院消化器病センター、熊本大学病院消化器内科、済生会病院救急総合診療センターで勤務しておりましたが、そろそろ戻って来いということで平成28年より開業医としての道を歩んでおります。
以前は52床あった尾﨑病院ですが、病院から診療所に規模を縮小し、19床を維持しておりましたが、平成15年に父が心筋梗塞を起こし、長く継続するためにとうとう無床化になりました。なので本当に地域医療センターの存在は大きくありがたく、自院の入院ベッドのように、紹介しやすく、その中でもベテラン看護師の電話相談は非常に助かっております。また時々出動協力医で伺っておりますが、休日及び夜間に患者さんが安心して受診できる病院があるということが心強いです。微力でございますが、出動協力医続けていきます。
患者の家族としてもお世話になっており、母は膵臓癌で2か月ほど緩和ケア病棟に入院しており、温かいスタッフの皆様に支えられて自宅での看取りができました。また義父も肝臓癌と長年闘病しており、ずっと治療していただいていて、地域医療センターで最期を迎えました。
最後に少々自院の紹介をさせていただきますが、昨年5月に同じ敷地内に新築移転をいたしました。小さなクリニックでもなるべく完結できるように思い切ってCTを導入しました。コロナ禍での計画だったので発熱外来も作りました。胃・超音波検査も可能な限り当日対応できるようにしました。父もまだまだ現役で、往診はもっぱら父が担当してくれており、非常に心強い存在です。
在職同時期には、最近北区で開業された伊藤清治先生と、少し前に国府で開業された田中朋文先生がいらっしゃいます。現在、公私ともに仲良くさせていただいております。次回の友達の輪は新規開業でいささか大変な状況であるとは思いますが、伊藤清治先生をご紹介したいと思います。