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院内デイケア

特色

当院では、平成25年4月に院内デイケアを開設して7年目を迎えました。通称「まほろば」と呼んでいます。高齢の入院患者さんは、普段の生活とリズムが違うことによりストレスが生じやすく、夜間の不眠や情緒の不安定、一時的な認知障害を招く原因になることがあります。開設の目的は、高齢入院患者の日常生活のリズムを取り戻し、QOLの向上をめざすことです。看護師や作業療法士などにより企画されたさまざまな行事、催しもの(ゲーム、ちぎり絵、塗り絵、体操)を行っています。1日5~8名程度の参加があります。入院病棟ではベッドで寝ていることが多かった患者さんの表情が緩み、競い合いながら風船バレーに汗を流すなどデイケア参加中の患者さんの変化には目を見張るものがあります。また、新人看護師の教育のリソースとして、各部署から毎週輪番で、新人看護師と教育担当の看護師がデイケアでケアを行っています。新人看護師のコミュニケーション技術や看護の基本技術の指導を行い、患者を全人的に捉えた日常生活の援助の習得を目指し、看護の質の向上に努めています。これから、ますます高齢患者の入院が増え認知症患者も増えていくことが予想されます。院内デイケア開催時間・回数や内容の充実を図りながら拡充し、高齢患者のQOLの維持向上を目指していきたいと考えています。

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